cb5f66c6

勇者と魔王編①
《破滅の序章と勇敢な戦士達》

その世界は花が咲き乱れ、虫や植物、動物などの生物すべてがみんな仲良く暮らしていた。

hqdefault

706be992

c2e55504


だが、突如どこかから「魔王ベクターP」が世界に現れた。

51CN6YBgSuL

彼は”竜化の秘法”を使い、万物を悪しきドラゴン――竜魔族へと変えていき、その大群をもって世界を侵略した。

g4446767

card100031470_1

card100031473_1

抵抗ようが降伏しようが関係なかった。誰もかれもが”竜化の秘法”によって醜悪な竜魔族へと変貌し、彼の手下となり、自分たちの住処を蹂躙し、あまつさえ同じ時を過ごした仲間でさえも自らの手に
かけるようになってしまった。


元の平和だったその世界は面影をなくし、崩壊していった。


世界を蹂躙するほどの強大な力を持った”竜化の秘法”はいつしか、この世界ではない、別の次元の物だと噂されるようになった。
こうして、竜魔王に戦いを挑む種族はほとんどいなくなってしまった。




竜魔王の出現と時を同じくして、この世界にある人物が現れた。

彼の名は「竜剣士ラスターP」
3c3ea84f

彼には記憶が無かった。
自分が何者なのかも、なぜここにいるのかもわからなかった。
だが彼には、唯一の意志が残っていた。
それは「竜魔王を倒すこと」
彼は自身に残された唯一の意志に従い、魔王を探し出す旅に出た。

魔王の情報を得るため放浪の旅を続けるうち、「竜剣士ラスターP」はあらゆる生物を邪悪な竜魔族へと変える”竜化の秘法”の噂と、その竜魔と戦う奇妙な戦士たちの噂を聞きつけた。「竜剣士ラスターP」はその戦士たちとともに戦うべく、噂の地へと急いだ。

その場所に着くと、目の前には竜魔族の大群とそれに応戦している戦士たち――「イグナイト」の姿があった。

000000162256

状況は劣勢だった。
「イグナイト」たちは全く統制が取れていなかったのだ。それぞれに銃を乱射し、連携も何もなかった。敵も味方もまとめて攻撃するものまでいる。勝手に突撃して斃れるものもいた。
何とか指揮を取ろうとしている「イグナイト」もいたが、だれも指示を聞いていない。参謀らしい「イグナイト」も、見るからにキレていてまともに作戦を立てている様子はない。
皆好き勝手に暴れまわるばかりだった。


g3097495

_SY445_

_SY445_

asimani_shvi-jp078


その様子にしびれを切らした「竜剣士ラスターP」は気が付くと戦場の中に駆けこんでいた。
記憶もないままに無我夢中で戦う「竜剣士ラスターP」。
しかし彼は異様に強かった。
ただ一人で竜魔族を薙ぎ払う白き竜剣士の勇姿は劣勢の「イグナイト」たちを鼓舞した。彼の戦う姿は不思議と「イグナイト」たちを一つにした。
そうしてついに「竜剣士ラスターP」と「イグナイト」たちは、竜魔族を退けることに成功した。


戦場を去ろうとする「竜剣士ラスターP」を、「イグナイト」のリーダーと名乗る「イグナイト・キャリバー」が呼び止めた。
_SY445_

「竜剣士ラスターP」が「イグナイト・キャリバー」に詳しく話を聞くと、彼は「イグナイト」は先の戦いで二人の団長格を失い、彼らが力でどうにかまとめていた「イグナイト」の隊員たちは暴走を始めてしまい、だれも纏めることができていないのだと、悔しそうに語った。

g4253529

028601

「イグナイト・キャリバー」によると、イグナイトは今後も竜魔族を追って各地を転戦していくつもりらしい。
自分の失くした記憶の鍵となる”竜化の秘法”の情報を得るため、そして何より「イグナイト」たちのために、「竜剣士ラスターP」は、「イグナイト・キャリバー」の頼みを快く受け入れ、彼らと行動を共にすることにした。


だが「イグナイト・キャリバー」以外の「イグナイト」たちは、異様な強さを持つ記憶の無い男にライバル心を抱いていた。
特に「イグナイト・マグナム」は「竜剣士ラスターP」が竜魔族との戦い加勢することに猛反対した。

_SY445_

そんな中、再び竜魔族の侵攻が始まってしまう。

「竜剣士ラスターP」にライバル心を抱いていた「イグナイト」たちは「イグナイト・キャリバー」の制止も聞かず、点々バラバラに竜魔族の群れへと突っ込んでいく。
特に「イグナイト・マグナム」は大きく突出していた。前も後ろもなく、ひたすらに敵へと突撃していく。

突っ込みすぎだ。
そう「竜剣士ラスターP」が思う間もなく、「イグナイト・マグナム」は竜魔族の群れに呑まれ見えなくなってしまった。
多勢に無勢の状況の中死を覚悟する「イグナイト・マグナム」に、竜魔族の牙が迫る…そこに颯爽と、ひとりの戦士が舞い降りて彼をかばった。
「竜剣士ラスターP」だった。
彼は「イグナイト・マグナム」の身代わりとなり重傷を負いながらも、活路を開くべく剣と盾を構えた。
瀕死の重傷を負いながらでも「イグナイト・マグナム」を救い出そうとする「竜剣士ラスターP」。
しかしいくら「竜剣士ラスターP」いえども、瀕死の重傷を負っていては満足に戦うことはできない。
膝を屈しながらも活路を開くべく死闘を続けるラスターP。
いつしか彼を嫌っていた「イグナイト・マグナム」も、彼ととも協力して戦い始めていた。

その姿を目にした「イグナイト」たちは、自分たちの過ちにようやく気が付いた。

そして「イグナイト」たちは自らの力を「竜剣士ラスターP」に与える。

「イグナイト」たちの力を受け取った「竜剣士ラスターP」は「イグナイト・マグナム」と
シンクロし、「爆竜剣士イグニスターP」として復活するのだった。

_SY445_

61TvfNqNjmL

「爆竜剣士イグニスターP」となった「竜剣士ラスターP」はその圧倒的な力を持って竜魔族を焼き払った。

その後「竜剣士ラスターP」は戦友となった「イグナイト」たちと別れ、再び魔王と自分の失った記憶を探す旅に出ることにした。
協力することを知ったイグナイトたちに、もはや自分の力が必要ないことがわかったのだ。


続く


※これは考察でありますので実際の話とは違う可能性があります。ご了承ください。